51培训网合作机构 > 上海培训学校 > 上海昂立日语欢迎您!
手机版 | 分享到

A股主板上市教育品牌!

专注教育30余年!

源自交大值得信赖!

联系电话

报名咨询热线(咨询时间9:00-21:00)

021-63301563

当前位置:日语学习资讯 > 2012年7月日语能力考N2级阅读真题

2012年7月日语能力考N2级阅读真题

发布时间:2019年7月4日       已帮助: 1118 人       来源:上海昂立日语

2012年7月日语能力考N2级阅读真题


問題8 次の文の ★ に入る最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。


45 「わたし、辛(から)いものを食べると、 ★ せきが出るんです。」


1 ほど      2 必ず      3 いい      4 といって


46 (学校の正門で)


A「みんないますか。」


B「田(た)中(なか)さんがいません。」


A「授業のあと ★ のかな。」


1 なっていたのに           2 一人で行っちゃった


3 ここで待ち合わせて         4 一(いっ)緒(しょ)に行くことに


47 A「あ、今から行く博(はく)物(ぶつ)館(かん)、一週間前に予約してないと入れないってガイドブックに書いてあるよ。」


B「え、そうなの?困ったなあ。」


A「行く ★ みようか。」


1 行って               2 だけ


3 交(こう)渉(しょう)して         4 入れてもらえないか


48 (電話で)


A「すみません、来週の2時からの会議ですが、その時間、別の用件が入ってしまいまして……。もしそちらのご都合が ★ 、いかがでしょうか。」


B「こちらは大丈夫ですよ。」


1 ありがたいんですが         2 変更していただけると


3 4時以降に             4 よろしければ


49 このコンサートの警備には、警備員 ★ 十分です。


1 いれば     2 も       3 が       4 20人


問題9 次の文章を読んで、文章全体の内容を考えて、50から54の中に入る最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。


以下は、雑誌のコラムである。


 


50


1 ただし     2 それに     3 あるいは    4 たとえば


51


1 意外では    2 間違いでは   3 だから     4 もちろん


52


1 次の場合    2 その店の場合  3 ランチの場合  4 夜の営業の場合


53


1 いうわけだ   2 いう点か    3 いうくらいだ  4 いうからか


54


1 ランチではあったか         2 ランチなのである


3 ランチなのではないだろう      4 ランチではないのではないか


問題10 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。


(1)


人が?白い、皿、置く?と言いながら、白い皿を置いて見せると、?白い??皿??置く?ということばの意味を理解して、手足を動かして同じ動作をすることができる人工知能が入ったロボットが開発されたそうだ。


今までも人工知能は使われていたが、人のことばや動きから、意味を理解して動くロボットというのは世界で初めてだそうだ。初めに単語や文法を教えておく必要はないし、外国語の学習も可能ということだからまったく驚きだ。


55 このロボットが今までのものと違うのはどんな点か。


1 ?白い、皿、置く?と言いながら両手で実際に白い皿を置くこと


2 人が言ったり、したりすることを理解して同じように動けること


3 世界で初めて人工知能が用いられたロボットであるということ


4 単語や文法を覚えさせておけば外国語もできるようになること


(2)



(注)提(てい)供(きょう)する:自分の持っている物を他の人のために出す


56 バザーに出せるのはどれか。


1 箱に入った未使用のヘアドライヤーと説明書


2 電気ポットと一度だけ使用したコーヒーカップ


3 一度しか使っていない新品同様のお皿のセット


4 バーゲンセールで買ったが一度も着なかった服


(3)


言葉というものは、それが無意識のうちに使われれば使われるほど、何か秘(かく)された重要な意味を持っているものである。それだからこそ、精神分析学ではふと口をついて出る言葉を、精神分析の大切な手がかり(注1)にしているのだ。日本の古いことわざにも、「言葉は心の使い(注2)」とある。何気なく(注3)口にした言葉であっても、その言葉はその人の心のメッセージであり、正直に本心をつたえているのである。


(森本哲郎『日本語 表と裏』による)


(注1)手がかり:ヒント


(注2)心の使い:ここでは、心をつたえるもの


(注3)何気なく:深く考えずに無意識に


57 筆者によると、無意識のうちに使われる言葉はどのようなものか。


1 相手の心につたわるもの


2 相手の心を動かすもの


3 本当の心を表すもの


4 本当の心を秘(かく)すもの


(4)


 私が親と同(どう)居(きょ)していた頃(ころ)、既に引退した父が不機嫌になる種があった。それは父宛(あて)に届く郵便物の量が、息子である私宛(あて)に届く郵便物より少ないことであった。私宛(あて)の郵便物といっても大(おお)方(かた)(注1)がダイレクトメール(注2)で、開封もせずにゴミ箱行きになるものが多かったのだが、それでも父は不機嫌になった。


 届く郵便物の量は、確かにその人の社会的な活動の広さと関係している。たとえ読まれることのないダイレクトメールであっても、それが届くということは、その人が世の中に存在している証(しょう)拠(こ)である。


(外山知徳『家族の絆をつくる家―失敗しない住まいづくりのための30講』による)


(注1)大(おお)方(かた):大部分


(注2)ダイレクトメール:個人に直接送られてくる広告


58 筆者である「私」は、なぜ父が不機嫌になったと考えているか。


1 父に届く郵便物が引退してから少なくなって、開封する楽しみが減ったから


2 父に届く郵便物が私のより少なくて、存在感が薄れたと父が感じているから


3 父に届く郵便物の中身を確(かく)認(にん)しないで私が勝手に捨ててしまったから


4 父に届く郵便物のほとんどが役に立たないものばかりだったから


(5)


人(じん)材(ざい)の評価や選抜の方(ほう)式(しき)は、社会の根本的な活力を規(き)定(てい)する最も重要なファクター(注1)である。しかもその人(じん)材(ざい)の育(いく)成(せい)には時間がかかる。競争のない社会、公正な評価が通らない組織は、長い目で見れば必ず衰(すい)退(たい)する(注2)。だからこそ、いつの時代でも、どの組織でも、優秀な人(じん)材(ざい)の獲(かく)得(とく)に躍(やっ)起(き)になり(注3)、人(じん)材(ざい)の育(いく)成(せい)に多大の努力を注ぐとともに、いかに公正な評価のシステムを組み込むのかという点に強い関心を払ってきたのである。


(猪木武徳『自由と秩序―競争社会の二つの顔』による)


(注1)ファクター:要素


(注2)衰(すい)退(たい)する:衰(おとろ)える、弱くなる


(注3)躍(やっ)起(き)になる:必死になる


59 筆者は、人(じん)材(ざい)が公正に評価されないと組織はどうなると述べているか。


1 短期間で人(じん)材(ざい)を育てられなくなる。


2 優秀な人(じん)材(ざい)を獲(かく)得(とく)できなくなる。


3 組織の活力を維(い)持(じ)できなくなる。


4 組織への関心が薄くなる。


問題11 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。


(1)


 僕(ぼく)は学校が好きだった。毎日わくわくしながら学校に通ったものだ。学校にはいやな奴(やつ)も大(おお)勢(ぜい)いたが、好きな友達がそれ以上沢(たく)山(さん)いたからである。向こうは僕(ぼく)のことをどう思っていたのかは分からないが、構わなかった。僕(ぼく)はかってに彼らのことを友達だと思っていたのである。


 友達を作る、とよく言う。あの頃(ころ)先生や親は僕(ぼく)によく「いい友達をいっぱい作りなさい。」と言っていた。僕(ぼく)は彼らがそう言うたびに①「それは違う。」と心の中で反発した(注1)ものだった。友達は作るものじゃない、と今でも思っている。友達を作るなんて第一友達に対して失礼だと思った。第二に作った友達は偽(にせ)物(もの)のような気がしたのだ。


 僕(ぼく)は友達は作るものではなく、自然に出来るものなのだと思う。僕(ぼく)にも友達が出来なくて辛い時期があったけれど、僕(ぼく)は決して友達を作ろうとはしなかった。つまり無理して誰(だれ)かに合わせたりしてつきあうことはなかったのだ。僕(ぼく)はいつも自然にしていた。大人になってから、ああ、あの頃(ころ)あいつは僕(ぼく)の友達だったのだな、と思い知らされた(注2)奴(やつ)もいた。その頃(ころ)は喧(けん)嘩(か)ばっかりしていたからである。後になってそうやって分かる友達もまたいいものだ。


(中略)


大人になった今、僕(ぼく)は学校を失ってしまった。毎日楽しみにしていた学校はもうない。社会にでてから今日まで、僕(ぼく)は孤(こ)独(どく)に仕事をしてきた。それでも一(いっ)生(しょう)懸(けん)命(めい)仕事がやれたのは、ふりかえると僕(ぼく)には素晴らしい仲間たちが大(おお)勢(ぜい)いたからなのだ。②彼らと過ごした自然な日々は、僕(ぼく)の人生において大いなる大地となっている。そして僕(ぼく)はそこからすくすくと伸びる一本の木なのだ。僕(ぼく)の根っこは彼らと繋(つな)がり、僕(ぼく)は空を目指している。


(辻仁成『そこに僕はいた』による)


(注1)反発する:反抗して、受け付けない


(注2)思い知らされる:強く思わされる


60 ①「それは違う。」とあるがどういうことか。


1 本当の友達は、決して意図的に作るものではない。


2 新しく友達を作らなくても、すでに友達は十分にいる。


3 いい友達を作ることは、それほど簡単なことではない。


4 互いに友達だと思えなければ、本当の友達とは言えない。


61 ②彼らとは誰(だれ)のことか。


1 学校にいた頃(ころ)に出会った友達


2 学校や仕事で繋(つな)がっている友達


3 一(いっ)緒(しょ)に仕事をしてきた人たち


4 人生で出会ったすべての人たち


62 大人になった筆者にとって、友達とはどのような存在か。


1 そばにいて見守ってくれている。


2 今でも心の支えになってくれている。


3 孤(こ)独(どく)になったときこそ思い出される。


4 今も一(いっ)緒(しょ)にいて多くの経験を共にしている。


(2)


 人間の顔には、いろいろな特徴があります。毛がないというのがその一つ、そしてもう一つの特徴は、顔が非常に柔らかいということです。特に口が柔らかいというのが人間の顔の特徴です。もともと口の役割は、食べ物を食べるということでした。しかも口でその食べ物をつかむことが必要ですから、顔の中でも口が一番前にないと食べられません。したがって、ほとんどの哺(ほ)乳(にゅう)類(るい)(注1)では口が前にとび出しています。


 口にはもう一つの役割があります。相手を攻(こう)撃(げき)する道具としての口です。相手に噛(か)みついて攻(こう)撃(げき)する。そのためにはやはり口は一番前にとび出ていて、しかも固くなければいけません。一番前にとび出ていて固い、それが普通の動物の口の特徴なのです。


 ところが、人間では、直立歩行をするようになって、口の役割が変わりました。なぜなら、食べ物をつかむということは、直接口を使うのではなくて、手でできるようになったからです。食べ物を手でつかんで口のところまでもってくることによって、口は必ずしも(    )。人間の口が進化(注2)の過程でだんだん引っ込んできたのはそのためです。


 さらに、直立歩行で手が自由になったために、相手への攻(こう)撃(げき)も手を使ってできるようになりました。その結果、攻(こう)撃(げき)の道具としての口の役割もだんだん失われてきました。必ずしも固い必要はない。柔らかくてもいい。こうして、口の周りがどんどん柔らかくなっていったのです。


(原島博『顔学への招待』による)


(注1)哺(ほ)乳(にゅう)類(るい):子を乳で育てる動物


(注2)進化:生物が発達によって長い間に変化すること


63 人間以外の哺(ほ)乳(にゅう)類(るい)の口について述べているのはどれか。


1 口は顔の中で一番固いが、人間と同じように進化して引っ込んできた。


2 相手を噛(か)んだり食べ物をつかんだりするため、口は固く前に出ている。


3 食べ物を他の動物より早く口に入れるため、口が一番前に出ている。


4 進化の過程で口が必ずしも相手を攻(こう)撃(げき)する道具ではなくなってきた。


64 (  )に入る文として適当なものはどれか。


1 一番前にとび出ていなくてもよくなりました


2 固くて引っ込んでいなくてもよくなりました


3 相手を攻(こう)撃(げき)するためのものではなくなりました


4 食べるためだけに使うものではなくなりました


65 人間の口が変化した理由について、正しく説明しているものはどれか。


1 人間の口の周りは動物と比べて柔らかく、攻(こう)撃(げき)の道具にならなかったから


2 直立歩行で手や足を使って相手を攻(こう)撃(げき)することができるようになったから


3 哺(ほ)乳(にゅう)類(るい)は手を使って食べるようになり、口でつかむ必要がなくなったから


4 食べ物をつかんだり相手を攻(こう)撃(げき)したりするとき手を使うようになったから


(3)


 アサヒビールは子供の誕生日や運動会などのために休(きゅう)暇(か)を取れる「子育て休(きゅう)暇(か)」を導入した。中学校入学前の子供を持つ社員が対象で、子供が一人の場合は年5日、二人以上の場合は年10日まで休める。育児?介護休業法では、未就(しゅう)学(がく)児(注1)の病気?けがの看護を目的とする休(きゅう)暇(か)の取得を認(みと)めている。アサヒは要件(注2)を育児全体に広げ、社員の子育てを後押しする。


 新制度は9月1日付で新設した。子供が3歳未満なら有給、3歳以上なら無給で休(きゅう)暇(か)を取れる。理由は子供の誕生日や入学式のほか、PTA(注3)への参加など「育児全般に関する幅広い事由」とする。これまでは看護で休む際にも診断書や薬袋のコピーなどを証(しょう)拠(こ)として提(てい)出(しゅつ)する必要があったが、新制度は申請するだけで利用できる。


 新制度で育児中の女性社員の負担を軽減すると同時に、男性社員の育児参加を促(うなが)す。育児?介護休業法に基づく休(きゅう)暇(か)は育児をする女性のほとんどが取得しているものの、男性の取得率は3%にとどまっている。同社には最大2年間を無給で休める育児休業制度もあるが、利用できる制度の選(せん)択(たく)肢(し)を増やす必要があると判断した。


(「子育て休暇」2007年9月5日付日本経済新聞による)


(注1)未就(しゅう)学(がく)児:小学校に入る前の子供


(注2)要件:必要な条件


(注3)PTA:学校の先生と父母の会


66 「子育て休(きゅう)暇(か)」の目的は何か。


1 社員の子育てを支援することで、日本の人口減をくい止めること


2 子供が未就(しゅう)学(がく)児のうちから親が教育に関心を持つようにすること


3 無給でも育児休(きゅう)暇(か)を取る社員を増やし、生産の能率を上げること


4 条件をゆるくし、社員がもっと子育てしやすいように助けること


67 「子育て休(きゅう)暇(か)」を取るのに必要な条件はどれか。


1 夫婦ともにこの会社に勤めている社員


2 中学校入学前の子供がいる男性社員


3 小学校の子供が二人以上いる社員


4 小学校までの子供がいる社員


68 この休(きゅう)暇(か)を取るときに、どんな手続きが必要か。


1 休(きゅう)暇(か)の理由を証明する診断書などを添(そ)えて申請する。


2 学校の行事等の通知文書のコピーを添(そ)えて申請する。


3 提(てい)出(しゅつ)する証明書などは不要で、申請すればよい。


4 子供の年齢の証明書を添(そ)えて、申請すればよい。


問題12 次のAとBの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。






(注1)効(こう)率(りつ)性:ここでは、一定の時間に水準の高い多くの仕事ができること


(注2)声高に:声を大きくして


(注3)とことん追い詰(つ)められる:逃げる道のないところまで追われる


(注4)踏(ふ)ん張(ば)る:ここでは、我(が)慢(まん)する


69 AとBの文章で共通して述べられていることは何か。


1 どんな仕事でも逃げたいと思うことがある。


2 つらいと思ったら迷わず逃げても構わない。


3 逃げることは必ずしも悪いことではない。


4 逃げるという選(せん)択(たく)をすれば楽な生き方ができる。


70 逃げたいと思うことについて、AとBはどのように述べているか。


1 Aは逃げる決断を急がないほうがよいと述べ、Bは逃げることは負けることだと自分に言い聞かせたほうがよいと述べている。


2 Aはとてもつらいときなどには逃げてもよいと述べ、Bは悩(なや)みが解決できないなら逃げてもよいと述べている。


3 Aはいつでも逃げるという選(せん)択(たく)をしたほうがよいと述べ、Bは逃げたくなったときこそ自分の将来をよく考えるとよいと述べている。


4 Aは逃げたいという気持ちを持ってもよいと述べ、Bは逃げたいと思っている自分の気持ちをよく見つめた方がよいと述べている。


問題13 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。


 これは僕(ぼく)の個人的な意見だが、「悩(なや)み」と無(む)縁(えん)の幸せは存在しないと思う。ものづくりでも「悩(なや)み」はとても重要で、悩(なや)みをどう解決するか、どう昇(しょう)華(か)させる(注1)かが、作った成果、物の存在感や主張に直結する。


 その観点で言うと、最近の日本の製品には「悩(なや)み」が見えない。悩(なや)みに取り組まずに切り捨ててしまうからだと思う。日本人は「シンプル」に強いあこがれを持っているが、いつの頃(ころ)からか「要素が少なくて単純なことがシンプルだ」という誤った思い込みを抱いてしまっている。だから重要なものを切り捨ててしまって平気なのだ。


 そういう思いつきと勢いだけで作られた商品を「チューインガム商品」と僕(ぼく)は呼ぶ。作られたものが薄っぺらで、すぐに味がなくなって捨てられるからだ。


 日本人の多くは「日本文化の神(しん)髄(ずい)(注2)はシンプルさだ」と思っているようだが、僕(ぼく)は完全には同意できない。日本文化にはいろいろな相(あい)反(はん)する(注3)要素が複雑に絡みあって、それらを生かしたまま歴史の中で洗練された結果、一見シンプルに見えているだけなのだ。その深い部分を理解できずに、切り捨てて単純化したものを簡単に製品にしているから味が出てこない。


 日本文化と同様に、切り捨てではなく洗練によってシンプルに見えるものは、ヨーロッパのブランド商品などにもよくある。内(ない)在(ざい)していた相(あい)反(はん)する要素がうまく噛(か)み合って(注4)いるから、シンプルに見えるだけなのだ。


 要素が少なくて単純なものと、洗練によってシンプルに見えるものを比較すると、内(ない)包(ほう)されている複雑さが全然違う。しかも後者には、作った人たちのいろいろな悩(なや)みも見える。最初のうちはうまく隠されていて見えないが、使っているうちに「あ、こうやって悩(なや)んで、それでその結果こういう処理をして、それでこの製品ができてきたのか」ということがわかってくる。だから奥(おく)が深い商品が生まれ、使っていても色んな側面が次々と現れてくるので飽(あ)きが来ないのだ。


 悩(なや)みを避けて切り捨てた「もの」や「ひと」には、そういう面白みが存在しない。


(奥山清行『ムーンショット デザイン幸福論』による)


(注1)昇(しょう)華(か)する:一段と高度なものにする


(注2)神(しん)髄(ずい):中心となる本来の性質


(注3)相(あい)反(はん)する:互いに対立する


(注4)噛(か)み合う:ここでは、ぴったり合う


71 ここでの重要なものとは何か。


1 悩(なや)み


2 思い込み


3 シンプルさ


4 強いあこがれ


72 筆者は、日本文化をどのようなものだと考えているか。


1 単純に見えて実は複雑なもの


2 単純であるが飽(あ)きが来ないもの


3 要素が少なくシンプルなもの


4 洗練されていないが深い味があるもの


73 ものづくりについて、筆者はどのようなことが必要だと言いたいのか。


1 できるだけ作り方を複雑にしていくこと


2 あまり悩(なや)まずにシンプルさを求めていくこと


3 深く考えながら対立する要素をうまく合わせていくこと


4 迷いながらも複雑に絡みあった要素をうまく切り捨てていくこと


問題14 右のページは、観光客のための案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。


74 このパスを手に入れるには、どうしたらいいか。


1 京都楽遊パスオフィスへ行けば無料でもらえる。


2 京都市内の観光案内所、駅、ホテルなどで買える。


3 京都市内の主な観光施設で買うことができる。


4 京都市内のバスや地下鉄などに乗るともらえる。


75 このパスを持っているとどんなことが可能になるか。


1 指定の店での買い物はすべて5%引きになる。


2 距離に関係なく、市内の乗り物が無料になる。


3 指定の美術館では入場料が100円引きになる。


4 市内のレストランでの食事が10%引きになる。




(注)JR:日本の大きな鉄道会社


以上就是网络小编为您整理2012年7月日语能力考N2级阅读真题的全部内容,有关日语培训的课程请进入日语培训栏目查看。


声明:如本网转载内容侵犯了您的权益,请致信liliping#tuguow.com(将#改成@),我们将及时处理。